「おとボク」の萌え構造 >> 1. 第一章

 

《超絶萌破壊力》を生み出す萌え構造の深度 +

 すべては、この作品をフラゲ*1した一プレイヤーによる、この投稿からはじまりました。

「2ちゃんねる」エロゲー(作品別)板・「処女はお姉さまに恋してる 第2話」スレッドより

すげえ。すげえよこれ。
体験版でも思ったことなんだが、なんというか《エロゲとかいう概念の軽く斜め上》を行った上に二段ブースト点火で神の領域に達してる。

こんな小っ恥ずかしくて背中痒くなるような激烈甘々世界なのに、それを構成しているのは黄金の時間を刹那に通り過ぎていく乙女たちであるという儚さが隠し味となって、広島型原爆に換算すると約5,000発分の《超絶萌破壊力》を内包した、あたかも眼前に遥か遠きアヴァロンが現出したかのごとき《夢想の実現を確信》してしまうほどに幸福な時間を過ごしていますよ俺は。

間違いない。 断言できる。 これは2005年度上半期のゲーム業界における最高傑作だ。
(※《 》は筆者がつけたもの)

 『処女はお姉さまに恋してる』をプレイしたある人の第一印象です。細かい点は置いておくとして、《 》でくくったキーワードがなぜこのプレイヤーの感想として出てきたのでしょうか。この章では、その《超絶萌破壊力》を生み出した「萌え構造の深度」を分析することにより、この作品の持つ「特異性」を明らかにしていきます。

第一章の内容 +

 

(最終更新日:2009-04-03 (金) 23:19:34.)



*1 「フラ」イングで「ゲ」ット=発売日前に何らかの方法で手に入れること

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