「おとボク」の萌え構造 >> リンク集

リンク集――「おとボク」の萌え構造をさらによく理解するために +

 「おとボク」(「処女(乙女)はお姉さまに恋してる」)なるコンテンツの理解には、本来なら原作ゲーム(それもできる限りPC版)をプレイしていただいた上で、「萌えの入口論」→本論、と読み進めていただくのが望ましいのですが、時間のない方のために、あるいはもっと探求したい方のために、本論および補遺の本文中ではご紹介し切れていないサイトへのリンク集を作成します。ぜひ理解の一助としてください。

本論をお読みいただく上での「前提」――「萌えの入口論」 +

 左側メニューでもご紹介していますが、改めて。

0. 作者はしがき より抜粋:
 『萌えの入口論』は、「萌え」の世界にはいりこんでまだ日が浅く、この作品の「萌え」について明確に語るための「言語」を持ち合わせていなかった私に、「おとボク」という作品の「萌え」と「魅力」とを語る言葉を授けてくれた、素晴らしい論説です。本稿を読まれる方は、合わせて、というより事前に『萌えの入口論』をお読みいただくことによって、「おとボク」という作品が持つ魅力について、より深く理解していだたけることと思います。

本論の前段として――「『おとボク』ってどんな話?」 +

 本論は、「処女はお姉さまに恋してる・まとめサイト」の「『おとボク』ってどんな話?」ページの中ではとても書ききれない「萌え構造」を明らかにするために別途作られたものです。特に発売当初の筆者の(浅はかな)考え方を参照したい方へ。

「マリみて」と「おとボク」の比較論など――菅野たくみ氏の論述 +

 「おとボク」が「『マリみて』のようなエロゲー」である、ということについて、筆者は残念ながら本論中に語った(※むしろほとんど語っていない、といった方が正しい)以上に深い知見を持ち合わせていません。そして、その本当の意味を論述している人を、筆者はこの方しか存じ上げません(ほかにいらっしゃる、ということであれば、ぜひお教えいただきたく)。その上で彼は、以下の二つの命題に解答するためのエントリを作られました。

  • 解答した命題:
  1. 『おとボク』が『マリみて』の存在意義を否定するものでないこと
  2. 『おとボク』が異性愛中心主義を助長するものでないこと

より深い萌え構造へのヒントとして――補遺を生み出した論考 +

 さらに、11.補遺・その1や、13.補遺・その3は、他の方の論考からヒントを得て、より深い萌え構造の分析を行っています。詳しくはそれぞれのページへどうぞ。

「続編」としての『2人のエルダー』の構造分析に資する論考 +

 「本編」にも共通するのですが、2010年6月に発売された「続編」としての『2人のエルダー』ではさらに強調されることになった、登場人物間のコミュニケーション(=これは「関係性」「他者性」の源泉でもあります)の濃密さについて、非常に興味深い分析をされているエントリーです。3-2. 第三章・第二節/現実へのフィードバックの理解の一助にもどうぞ。ゲーム感想(というより、これはもう立派な「鑑賞文」ですね)も兼ねられていますので、ネタバレ注意。

ひとつの「応用編」として――「『ラブプラス』の萌え構造」 +

 2009年9月に発売され、ギャルゲー世界にとどまらない大きな反響を呼び起こした「ラブプラス」。その萌え構造が、「『おとボク』の萌え構造」のちょっとした応用編として、あっさり分析できましたので、ご紹介します。「受略」という言葉を使うことができる条件についても改めて解説していますので、ぜひご参照ください。※別サイトになりますが、私自身の執筆になります。


 今後も「本論の理解の助けになる文献のうち、本文中にて言及できていないもの」を見つけ次第追加予定です。


(最終更新日:2021-05-04 (火) 23:34:31.)



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