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プレイ日誌:2周目 +

 「キャラメルBOXやるきばこ」発売までには本編だけでもできるだけ……と焦ってプレイ中の管理人。ここはぶっちゃけな感想とネタバレの渦になると予想されますので、プレイ後の閲覧を推奨します。それでは、2周目のプレイの様子を……。

 ※ネタバレ部分は、背景色と文字色とを同じにしています。反転させてご覧ください(一応気を遣ってみました……)。

2周目第一話:瑞穂のうろたえぶりはやはり面白いですね +

 ようやく2周目の第一話が終わりました……この調子だと、6/24までに2周目が終わるんでしょうか? というペースですが……トホホ……。でも、第一話を飛ばすなどということは、私にはもったいなさすぎるので、選択肢の答えを一部変えながら、しっかりリプレイしました。ただ、最初の選択肢だけは変えていませんが(苦笑)。

 1周目・第二話で、《「瑞穂(主人公)萌え」は、間違いなくこの第二話で確定します》と書きましたが、瑞穂(主人公)のいじられキャラぶりは、やはりこの第一話が最右翼かと。第一話が一番面白かった、という感想もいくつか見ていますが、どちらかというと主人公に「ヘタレ」を期待する方々にとっては、この「いじられキャラ・瑞穂」は、それなりに「ヘタレ」で「魅力的」に見えるのかも知れません。なにせ、まりやによる本格的な「女の子」へのメイクアップからはじまって、自己紹介、女子トイレ初体験、その直後紫苑さまに男バレ、体育の授業前日に一肌脱ぐまりや(手コキだけでなくパジャマパーティーも含む!)への対応、体育直前の更衣室での紫苑さまによる胸パッドいじり……と、ネタにはまあ事欠かないわけです。これが第一話の前半にすべて含まれる、という、ある意味「怒濤の展開」。そして、いじられる瑞穂のうろたえぶりに対して、面白がりつつ瑞穂をリードするまりやと、余裕の対応を見せる紫苑さまとの「腹黒コンビ」、というこの鮮やかな対照ぶりは、見事としか言いようがありません。でも、第一話も後半になると、「ヘタレ」っぽさはほとんどなくなってしまうのですが。

 それにしても、ああ、またこの世界にはいりこむことができるよろこび……(バカ> 自分)。

2周目第二話:体験版段階から惚れ込んでいるシーンが…… +

 奏ルートを目指して進行中の2周目。1周目はまりや・由佳里のどちらか(結局まりやルートでしたが)……という方向だったので、第二話の選択肢は1周目とは対照的なものを選んでいくことになり、かなり話の展開が違ってきます。もちろん第二話で最重要(?)な「あん♪」なシーンはそのままなのですが。「おとボク」プレイ中のテキストを別ウインドウに取り出せるソフトもウラのほう(?)から出てきたようなので、やはりこの場面とか、別途テキストもきちんと保存しておきたいと思います。

 「由佳里ちゃんと……する?」選択肢を分岐点として、1周目とは大きく流れが変わり、いきなりまりやの考えの浅はかさから、いきなりお世話係に任命された奏・由佳里に男バレの大ピンチ! を紫苑さまが救うシーン(でも結局胸パッドをさんざいじられるわけですが)とか、もうひとつ私が大好きな紫苑さまと瑞穂との屋上シーン(これも奏ちゃんとの会話中の選択肢次第)とか……。奏ちゃんコースへ進むにもかかわらず、第二話は「奏ちゃん寄り」というよりは「紫苑さま寄り」に選択肢を……という部分が多くなります。それだけ、この話が紫苑さまの見せ場の多いパートである、ということになりますね。製品発表後は貴子様に二位の座を奪われましたが、体験版段階では紫苑さまの人気が高かった、というのは、このあたりが大いに影響しているような気がします*1

 それにしても、欲しかったイベントCGがいくつか。ひとつはやはり「あん♪」な場面の瑞穂(これはまあ、同人系の動き・その1あたりで補充しようと思えばできるわけですが)。そしてもうひとつは、胸パッドを揉みまくる紫苑さま……あっ、これはイメージが崩れそうだからダメか(苦笑)。

2周目Interlude(幕間):第二話からの流れで変わるんですね +

 1周目と2周目とで選択肢をかなり変えたことで、Interludeのエピソードもひとつ変わってきたことにまずびっくり。わかりやすい貴子ルートは別として、ここでどちらの下級生のエピソードが出てくるかを確認することで、間違ったルートにいるのかいないのか、ある程度確認できるようになっている、という「親切設計」なわけですね、Interludeは。そして、あの噂の夕立に濡れた夏制服から水色のブラがスケスケの瑞穂……!というサービスシーン(何か間違っていませんか?>自分)はここにあったんですね。個人的にはその場面、奏ちゃんがそれっぽく見えにくいほうが気になったのですが……

 ……結局、「やるきばこ」発売までにプレイできたのはここまで……でした(悲)。

2周目第三話:考えるな、感じるんだ……(謎) +

 このあたりは微妙に共通ルートが多いような気がして、エピソードが好みでない場合にはプレイがつらいだろうな……などと思いつつ(ほとんど特記事項がメモできていないんです……)。でも私は、緋紗子と詩織のエピソードは大好きなので(ぶっちゃけ百合に抵抗がありません、というよりきれいな百合は大歓迎)、ついつい見入ってしまう私なのでした。……で、二回目のプレイで笑えたのは、「そういえば僕は世界史の時間に良く考え事をしているような気がする」という一文。……というか、第三話までは、クラスの違う厳島貴子と宮小路瑞穂の接点は「世界史の時間」中心なので「設定上やむを得ない」わけですが……(微苦笑)。

2周目第四話:冒頭のモノローグに込められていた深い意味が……! +

 第四話は、1周目とはまったく違う趣となりました。いまのところ狙い通りに奏ちゃんルートを進んでいるからでしょうか、第四話がすっかり奏ちゃん中心に展開していき、奏ちゃんが「孤児」であることの露呈、自分が嫌いであることの告白、そして異議申し立ての過程などを通して、奏ちゃんと紫苑さま・瑞穂両「お姉さま」との「ほんもの以上ともいえる姉妹関係」構築のさまが、これも実に丁寧に描かれていきます。特に、奏ちゃんのリボンがいかに「特別な」ものであるかが語られる部分も含めた、中盤の奏・紫苑・瑞穂三人による「長い一日」のエピソードには、感動させられるものがありました。そして、1周目ではまったくピンと来なかった冒頭のモノローグに込められていた深い意味も、ようやく理解することができました。そうそう、話しに深く絡んでいる紫苑さまも、ここでは瑞穂を「素晴らしく論理的な主張で奏への異議申し立てに導く場面*2」や、私たちが、奏ちゃんの家族になる……というのはどうかしら?」といった提案などを通して、実に重要な役割を担っています。

 個人的に面白かったのは、やはり紫苑さまが奏ちゃんを「ギュウ」と抱きしめる場面のヨダ絵(第四話だけで2回も使われているのですね!)プラス瑞穂きゅんを「ギュウ」できなくて本気で残念がるところと、まりやの「だってさー、由佳里ってばいじり甲斐があるんだよね〜。だっからついね〜〜」というセリフ、瑞穂による奏ちゃん歩き方教室での固まりすぎな奏、といったあたりでしょうか。そして忘れてはならないのが、奏を取り囲む生徒たちに対する、瑞穂の「恥をっ……恥を知りなさいっ……」というセリフ。ほかのゲームでさっそく「ネタ」に使われたと聞くこのセリフの「重み」もまた、この作品(=シナリオ)がいかによく練られたものであるかを雄弁に物語っている、といえるでしょう。

2周目第五話:やっぱり面白いんですよね、この話 +

 1周目はまりやルートでしたが、今度は奏ルート(ほぼ確信)にいる私。奏ルートでもまりやルートに負けず劣らず、面白い場面がたくさんあって、書ききれないぐらいです。たとえば、奏・紫苑・瑞穂で演劇部の部長さんは怖い、という話をしていたら「それは全くの誤解」といって演劇部部長が登場、そして次のセリフが「ほーら、怖くない、怖くない……(キュピーン!)とか、瑞穂が奏の練習を手伝う場面*3一子がすっかり瑞穂にうっとりしていたり*4とか、貴子とのキスシーン多数なのを指して「役得ですか?」と聞く紫苑に思わず「ぶはっ!」な瑞穂*5とか……!

 で、奏ルートでの特徴的なところは、生徒会主催の演劇を一部奏視点で見ているところとか、風邪を引いたまりやの世話を由佳里がひとりでこなすところとか……でしょうか。あと、これはあくまでも個人的にですが、奏のクラスのロザリオショップにお姉さまご来店の場面、奏ちゃんのクラスメイトの「由子ちゃん」がとてもかわいかったです!

 ……って、反転ばかりで大変申し訳ない……m(_ _)m。

2周目第六話:「涙」の雫もまた美しく輝いて…… +

 うがった見方をすれば、ちょっと「泣き」を狙いすぎたのでは、と思えるほど、終盤に「泣き」のオンパレードとなった奏ルート(確定)第六話。奏&一子のお別れ@第二音楽室(BGM:「さよならの囁き」)からはじまり、クリスマスイブの夜の瑞穂&一子ラストダンス(BGM:「いとしいきもち」インストゥルメンタル)、翌朝泣きじゃくる瑞穂の傍らに奏が寄り添い……と、「泣き」を交えた名場面が立て続けに展開されます。ただし、これらの「泣き」が「悲しみの涙」であるとともに、関連人物のカタルシス(精神浄化)へとつながる「美しい涙」であることが、この作品の世界観に良くマッチして、「泣きゲー」の方向に行くのを押しとどめた、ということになるのでしょう。

 個人的に面白かったのは、まりやの「由佳里が元気がないといじり甲斐がない」というセリフと、それ以上にやっぱり紫苑さまの「やっぱり、奏ちゃんと瑞穂さんの胸は手触りが格別ですわ……」というひとことですね。そして奏を「むぎゅー」する紫苑ヨダ絵は、第四話から通算で都合四度めの登場。まあそのたびごとに転がってますから、しつこくても別にかまいませんけれど(苦笑)。

2周目(奏ルート)第七話:……こ、これって奏ルートなんですか? +

 一転して第七話、タイトルは別にふざけたわけでもなく、奏よりも貴子のいいところがとても目立っていたお話しでした。例の貴子が男4人組に襲われるシーンは比較的序盤にやってきて、そのあと貴子と瑞穂との会話を盗み聞きして、奏は瑞穂が鏑木家の嫡嗣(ちゃくし)であることを知ってしまいます。そしてこの話のクライマックスは、貴子の申し出で生徒会活動の手伝いに精を出し、すっかり疲れ切ってしまった瑞穂をめぐって、貴子と奏との屋上「話し合い」シーン*6。奏ちゃんの奏なりに毅然とした態度もいいのですが、それよりも成長した貴子さんの奏を思いやった姿が……。そのあと瑞穂に生徒会活動の手伝いをやめるように言うシーンの「凛」、警察で事情を話し、学院に戻ってくるところの反応ぶりも含めて、貴子さんのいいところが存分に味わえる構成になっていましたね。もちろん、佐本二厘嬢の熱演も忘れてはいけません。そしてもうひとり、忘れてはいけないのが奏ちゃんのもうひとりのお姉さま・紫苑の的確なアドバイス。奏・瑞穂・貴子……三人の立場と性格、心にある想いを見抜き、奏にもっと瑞穂に甘えるようにすすめるくだり、とてもいい感じでした。

 もちろん、まりやの一人のお兄ちゃんでは、十二人の妹を同時に可愛がったりは出来ないってことなんじゃない?というネタなセリフや、地球外の邪神を呼んでみようとする圭とか、奏の異様なほどの「いちごのショートケーキ」へのこだわり、それから緋紗子に「美少女格闘家」とからかわれ、独占インタビューの時間を設けられる*7などなど、それなりに面白い部分もあるにはあります。が、奏にしても生徒会の面々と話す瑞穂にちょっと妬いてしまったり、特に後半では「泣き」が多数はいったりと、全般的にはシリアスムード漂う話ではありました。

2周目(奏ルート)最終話〜エピローグ:そこには「無敵のお姉さま」がいます。 +

 第七話がシリアスだったためか、最終(第八)話はいきなりコミカルモードで始まります。「チョコを下駄箱に入れないように注意喚起」しにいくまりやもすごいですが、それを「私、瑞穂さんに鍛えられましたから、ふふふっ」と柔らかく受ける貴子もこれまたいい感じ。そして、圭さんが積極的に会話に加わるので何か様子がおかしいと思ったら、「当然、狙ってるわよ……決まってるじゃない」と言われてくずおれたり、掃除の時間にクラスの人間が誰もいなくなって、一人で掃除することになり、「ううっ……やっぱり一人じゃ時間内に掃除は終わらないよぉ……」と嘆いてみたり、と瑞穂もコミカルムード醸成に参加。

 でも、本筋は奏を騙し続ける瑞穂の苦悩……。奏は貴子からチョコ作り伝授の傍ら支援をもらい「そうですか、お姉さまも奏さんも、二人はお互いの為にお互いが必要なのですね」なんて貴子さん、そのセリフはちょっと泣けます)、瑞穂はすべてを話したのちに紫苑から適切なアドバイスをもらい……そして、ついに瑞穂は奏にすべてをさらけ出します。でも、すでに奏にとっては……というストーリー。ここでも木村あやか嬢、繰り返される「お姉さま……」のセリフにこめられた感情を見事に表現していますね。そしてBGMの使い方も見事。柔らかくなった貴子に「エメラルドの風」のかわりに「微笑の肖像」を多用してみたり、挿入歌「さよならの囁き」、エンディングテーマ「いとしいきもち」の使い方も実に的確で、その場の雰囲気をさらに盛り上げることに成功していますね。

 ……まあ、最後のえっちしーんはまさかそこでそのまま突入? とも思いましたが、奏の「瑞穂さまはとってもお徳用なのですよ〜」という爆笑セリフに免じて(受ける瑞穂も「奏……僕は洗剤か何かですか?」とはなかなかですが……)許すとして(コラ>自分)、奏が泣き通しの卒業式が終わった後、まりやがすっかり悪役になっている中で奏にいきなりプロポーズとは、やるときはやってくれます瑞穂ちゃん。そして二年後、奏の卒業式にまりやから瑞穂へお返し三連発……。「瑞穂ちゃんってさ……ロリコン?」「実は瑞穂ちゃん、奏ちゃんが小さいまんまで嬉しいとか……」「ロリコン幼な妻か。瑞穂ちゃんの変態」とまあ言われ放題で、最後まで存分に笑えました。まあ、ひとつだけ不満を言うとすれば、ひとつ大きな伏線が回収できていないような気がしたのですが……(苦笑)。

 ちなみに、彼女の回想シーンが4つもあることを指して、「奏はガチエロ担当?」などとおっしゃっている方を見かけますが、別にそんな理由で回想シーンをたくさん入れているわけではないのです。第四話のところで述べた通り、「瑞穂x奏」のカップリングは、「ほんもの以上ともいえる姉妹関係」なのです。これを「マリア様がみてる」における「スール」関係に置き換えてみればわかる通り、その関係を深めていくためには皮膚感覚を駆使してのスキンシップが不可欠なわけで、それこそがあれだけの回想シーンを用意する必然性であった、と考えます。

 2周目を終わって、いまのところ思ったよりも「共通ルート」の弊害は感じません(まあ、3周目・4周目と進んでいくに従って、どうなるかはまだわかりませんが……)。それより、やはり話がよく練り込まれていて、個別ストーリーにはいっても攻略対象以外のキャラがうまく絡んできますし、各キャラや主人公の成長ぶりもきちんと描かれていて、ほんとうにお見事! と思います。ただ、このルートは、コンシューマー化の際には倫理変更絡みがちょっと大変かも……というところはありますが(苦笑)。

 さて、3周目、こんどは由佳里ちゃん狙い、ダメなら一子ちゃん、で行きたいと思います。ちょっとペースをあげていきたいところですが、果たして……。

 ……3周目以降も、できるだけ日々プレイして、更新していきます。To be continued...

 
 

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(最終更新日:2006-10-11 (水) 10:38:21.)



*1 #パッケージの写真を見て、「どっちが男?」クイズが少し流行ったような……というのもありましたけどね
*2 この部分のみ、3周目完了後の「選択肢つぶし」時点で選択誤りが見つかったため、追加しました
*3 ここは瑞穂の声も欲しかった!
*4 これは共通ルートですが、一子は瑞穂との台本読み合わせでもある意味「狂乱」していますよね
*5 このあたり、紫苑さまは「なんにせよ、私は本番がとても楽しみになりましたわ……色々な意味で」などとのたまう「腹黒」ぶりを発揮したり、瑞穂の顔を見るだけで笑いが止まらなくなったり……
*6 それこそがこの話のタイトル「二人のジュリエット」の由来であるわけですが
*7 しかもクラス全員から拍手喝采ですか……!?

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